☆広島県校友会(参加費¥3,000)
場所と時間:リーガ・ロイヤルホテル広島で17時から20時
出 席 者:大学側から松原康雄・明治学院大学副学長(社会学部教授)、山本昌実・
校友センター長、中村茂夫・校友センター課長の3人。
地元卒業生は岡山と徳島の支部長を含め約20人が参加しました。
進行役は山本センター長で、「広島県での開催は2006年4月に校友会が発足して以来、2007年7月に次いで2回目です」との挨拶から始まりました。
続いて、松原副学長が「21Cヘボンプロジェクトの現状と将来展望」と題して話しました(写真1・2)。この中で副学長は、明学大は現在6学部1法科大であり、学生数は1万2000人を数える。また、2013年には学院発足150周年(1863年~)を迎えることになるので、現在「150年史」の編纂中であると話したほか以下のような報告がありました。
・大学の役割を在学生に発信するために正式科目として「明治学院研究」を加えた。
・2009年秋にチャペルのパイプオルガンを更新した。
新しいオルガンの製作に当たってはオランダの技術者を迎えて作った。
音を出す装置は、電動はもちろん、初期のオルガンで使われていたのと同じ“人が乗って空気を送り込む”システムを導入した(写真A・B・C)。
・<白金チャペル(1916年完成・写真D)>・<記念館(1890年完成・小チャペルと資料室・写真E)>・<インブリー館(1899年頃完成・宣教師館・写真F)>の3つの建物は国や県の重要文化財に指定されていることから、歴史的建築文化財の保護と公開を行う。
・世界各地の人脈発掘と親睦を目指す
・学院近くにある文化施設<財・日本近代音楽館>を引き継ぐ。今年の夏には資料の移設が完了する。
・歴史・文化・伝統といったものをデジタル・アーカイブとして構築し公開する。
近くホームページで公開予定。
・今年4月1日から「MG Today 365」をホームページに掲載している。
<将来構想>
・人格教育を基に語学教育の強化と国際交流の活性化、及び一貫教育の推進と地域社会への貢献を柱とする。
・こうした中、<小学校>の新設を検討している。
現在の、中学校~大学院の体制に小学校を加えた一環教育体制を目指す。
キャンパスに余裕が無いため候補地を探している。土地は購入か借地かも未定。
・今年4月から心理学部の中に「教育発達学科」を新設した。
来年4月に「国際キャリア学科」の新設を予定している。
・2000年度から「ヘボン塾校友構想」として、OBの生涯教育の場を設けている。
・更に、スポーツ・文化活動を奨励し、去年(2009年)からは各種奨学金の新設・拡充を図っている。
・明学は1887年に白金の地にキャンパスを開いた。
中学・高校・大学を白金に、また高校を東村山に、大学は戸塚にもキャンパスを置いた。
近く再構築を図りたい。
・そうした中で、<校友会館>の新築を計画が進行中。
当面、学院近くのビル(ワンフロアー)に「校友センター」を確保する。
現在、インブリー館内にある同窓会本部も同居する。
・「横浜キャンパス」の“エコキャンパス”化を図っている。
・キャンパス近くの農家で取れた野菜を生協食堂で利用。
・インターナショナル・ラウンジを新設。ラウンジには<茶室>も設ける。
留学生寮も新築する。
<懇親会>
・会の最後は別室で懇親会が開かれた。
懇親会には事前に別途開かれた同窓会中四国ブロック会議に参加した各地の県支部長も参加、最後は校歌を斉唱してお開きとなった。(写真③~⑥)
☆同窓会中四国ブロック(支部長)会議(参加費¥500)
場所と時間:リーガ・ロイヤルホテル広島で14時~16時
出 席 者:星 靖夫・同窓会長(1967年大社卒)、山崎莞爾・中四国ブロック長
(1965年大経卒)他、鳥取と愛媛を除く7県支部長。司会は広島県支部の大下康煕さんでした。
○山崎ブロック長から全国ブロック長会議の報告
・本部企画委員会:11月14日(日)に白金キャンパスでホームカミングが開催される。
賀川豊彦先生をテーマに記念講演が行われる他、パイプオルガンとトランペットの演奏会、記念パーティー(パレットゾーンで)が開かれる予定。
・本部情報委員会:
・同窓会ホームページの活用を。
(Ex.活躍する同窓生:同窓生のお店に行こう。各県支部単位でお店紹介など)
・次世代の取り込みに活用を。
・全国の支部に<情報担当>を置き、本部に登録を。
(広島・山口を含む全国8支部しか登録が無い)
・役員及び規約の一部改正
・支部長を本部評議員に推薦する。
・支部長の任期は1期3年とし、原則として2期6年を越えて再選できない。
支部長は3年に1回信任を受ける。最大2期としたのは本部役員が2期なので。
・支部には会計責任者を置く。支部長は会計責任者を兼任出来ない。
※評議員については、現在も検討が続いているようです。
・同窓会事務局と校友センターは校友会館が出来るまで近隣のビルに移転・同居する。
星会長の説明
インブリー館は文化財なので釘の一本も打てない。ところが同窓会が既得権として独占している。学校側も困っていたが、話し合いで 家賃・月100万円のマンション(ワンフロアー)に移る。校友会・ 同窓会の事務局の他、20人規模の会議室が設けられる。「白金クラブ」の看板を掲げてはどうかという意見も。7月末~8月始めの予定。2006年以前の同窓会費と在校生の校友会費で1億3000万円の
積み立てがある。校友会館は近い将来(10年以内。4~5年後か)、予算が満額でなくてもゴーサインが出ると見られる。
○支部長報告
岡山・赤木正典(1960年大社卒)
・岡山校友会は去年(2009年8月)に開かれた。
・同窓会総会は9月23日に開く予定。
・本部からは150周年まで支部長を務めて欲しいと言われている。
寄付集めに力を貸して欲しいので。
・岡山支部の役員は12~13人いる。それぞれ役割分担している。
・役員会は年に4~5回開いている。
・新しい会員名簿を作る予定。会費を取らず広告を集めて財源としている。
島根・桑本 毅(1965年大商卒)
・しばらく幹事会も開いていない。最近6人ほど集めて1回開いた。
・支部長の若返りを検討している。
・今年の総会は9月18日(土)を予定している。
山口・佐伯大三(1968年大英卒)
・昨年7月25日に支部を設立した。
・総会は8月28日(土)に予定している。
徳島・来代正文(1969年大経卒)
・10月末の土曜日が総会日。
・近県の同窓会メンバーも集めてゴルフコンペを行い、その後徳島同窓会を開く。
・県庁、市役所、農協に勤めている人間が役員となっている。
・東京は東京、地方は地方でやってゆく。
香川・大西恵一(1972年大法卒)
・来週幹事会を開いて今年の総会日を決める。恐らく9月の土曜日となる。
・兵庫県支部から交流会の誘いがある。
高知・井上佳彦(1968年大英卒)
・総会は、2008年7月に星会長を招いて開催したが、それ以来開いていない。
・今年は8月中旬を予定している。
広島・牧野睦夫(1970年大法卒)
・去年6月に支部長を交代した。
・これを機に、県内を5地域に分けそれぞれに県ブロック長を置くという組織改革
を行った。同時に副支部長2人を指名したほか、企画・情報・財務の各委員会を
設け、それぞれに委員長を置いた。
・今後役員会を中心に支部の活性化策を打ち出してゆく。
※山崎ブロック長:鳥取の中西照典支部長(1977年大法)は欠席の連絡があったが、
愛媛の天野俊雄支部長は2007年度に就任以来ブロック会への参加が無く、評議員
就任も拒否している。自分(山崎)とのチャンネルを開けるよう努力する。
○続いて、星同窓会長が挨拶を兼ねて同窓会の現況報告を行った。
・1949年(昭和24年)に明学大が創立して今年61年目を迎えた。
大学が出来ると同時に「明学普通部」が「明学高校」となった。
これを機に4つの同窓会が出来た。同窓会は長い間、東京地区だけの活動だった。
・早大を含む関東・関西の大学が「校友会」の連盟を作っており、校友会の無い明学は同窓会が加盟していた。少子化が急速に進み、入学者の減少が叫ばれる中、2006年に明学大校友会が出来た。
・昨年リクルートの講習を受けた。参加者は学長を初め理事長、同窓会長他。
リクルートはこの中でまず、昔と今の学生(明学大生)の質が違っているとした上で、
① 明学大の特徴が無くなっている
② 今の明学大には将来性が見えない。このままでは生き残れない。
③ 教育方針が漫然としている。
などの指摘がなされた。
・現大西晴樹学長(2008年4月就任=校友会長)は学校の再構築を考えている。
曰く、「学校が変わるのを待つのでなく、同窓会から変革して欲しい」と訴えている。
・自分(星)は来年3月の任期で退く考えだが、同窓会は成熟した大人の会に変わって行くべきと思っている。
・情報:今年は島崎藤村の68回忌。8月22日にマンドリンクラブが小諸で演奏会を予定している。小諸市内の小中高校生との合同演奏会も計画中。
※参加各支部長は再会を約束し、岡山・徳島を除いてその日のうちに地元へ帰られました。
以上、大変長くなりましたが、二つの会合の報告とします。
2010年7月吉日 広島県支部長 牧野睦夫
① 説明する松原康雄副学長
② 熱心に聞く支部メンバー
③左から山崎中四国ブロック長・松原副学長・山本昌実校友センター長
④阿曽恒夫県副支部長(左)・赤木正典岡山県支部長(右)
⑤左から橋本芳彦さん・牧野・蔵田健博さん
⑥全員集合
A新パイプオルガン
B足踏み式送風
C 人の重みで空気を送る
D チャペル
E 記念館
F インブリー館